Q: 特注品、受注生産品、試作品などの場合は、

かんばん方式は適用できますか?

A: 特注品、受注生産品、試作品など、突然、製品のオーダが来て、その結果、生産が平準化できない場合は、かんばん方式は向きません。このような場合は、生産計画スケジューラの方が向いていると言えます。 

  1. 今から着手するといつ納品可能なのか

  2. コストを積算するといくらになるのか

  3. 手持ちの原材料で足りるのか、何をいくつ、いつ発注しなければならないか

  4. 工場内の機械、人員の負荷は足りるのか

  5. 納期に対して、各構成部品をいつ加工着手したらよいか 

など、生産計画スケジューラを用いれば、短時間ですべてが同時にわかります。特に、膨大なオーダが工場の中を流れているときに、特急オーダや納期厳守の試作品が入り込むと、生産スケジュール管理が困難になります。そのような場合でも、生産計画スケジューラは導入効果を発揮します。

関連項目:設備や人員の未来の負荷の見える化 (負荷グラフ)

関連項目:所要量の見える化

関連項目:個別原価の見える化

関連項目:有限能力バックワードスケジューリング (JITスケジューリング)

関連項目:有限能力フォワードスケジューリング