Q: 生産計画スケジューラは、受注生産にどのように対応できますか?

A: 以下の「受注・生産・購買のひも付け図」をご覧ください。

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受注生産では、受注オーダが来ると、まず、製品在庫を探し、もし、十分な製品在庫があれば、その在庫をひも付けます。もし、不足していれば、未来に完成予定で、現在生産中の製造オーダにひも付けます。それでも不足する場合は、自動補充の製造オーダを生成してスケジュールして、ひも付けます。この製造オーダは未来に着手し、未来に完了予定のものです。半製品や購買品も同様に在庫に紐付け、不足すれば製造オーダ、購買オーダにひも付けます。これにより、原材料の所要量が正しくひも付いているか、それが間に合うかが確認できます。

ひも付いたオーダを受注オーダの納期を基点にバックワードにスケジュールすれば、リードタイムを短縮し、かつ、在庫を最小限にするスケジュールが作成されます。

関連項目 :有限能力バックワードスケジューリング (JITスケジューリング)