以上のモジュールの組合せにより、複数人で業務運用するシステムが構築できます。複数人で操作するシステムを構築するときは、サーバーにAsprova SCM をインストールして用います。下図をご覧ください。

 

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SCM 部門のSCP ユーザが、外部のERP システムから必要なデータをインポートします。外部システムとの連携は、Asprova Data Base Field Mapping 機能を用います。次に、インポートしたデータを元にSCP を実行します。生産配分、調達配分、供給配分、分納などの決定をして、結果をサーバーに格納します。

 

世界中の営業所では、例えば、カリフォルニアの営業所からVIEW ユーザでログインし、SCP の結果から、カリフォルニア地域のPSI 表を表示して、需給バランスを調整し、顧客に納期回答します。同時に未来の需要予測量を更新します。

 

世界中の工場では、APS ユーザでログインし、SCP が出力した該当工場への生産計画から、詳細スケジュールを作成し、現場に作業指示を出力します。

 

その他、工場の生産現場、工場の購買担当者、工場の受注(出荷)担当者、DC の管理者は、それぞれ、VIEW ユーザでログインし、自分の拠点の自分の担当している品目のPSI 表を表示して、需給バランスを監視します。