Asprova DS : 複数人同時計画編集

Asprova DSを使ったプロジェクトファイルの共有

Asprova DSとの自動同期

プロジェクト管理者

ユーザテーブル

強制ログアウト


Ver.13.0.0.0以降のAsprovaでは、Asprova DSにアップロードされる差分データに作業オブジェクトが追加されています。
これにより、ガントチャートや差立てビューで変更した作業の割付けを複数のユーザが共有することができます。

変更権

計画設定の「オブジェクトの排他制御」プロパティを「排他制御する」にすることによって、1つのオブジェクトを同時に変更できるユーザを1名に制限する(排他制御する)ことができます。
オブジェクトを変更するためには変更権を取得する必要があります。変更権は基本的にオブジェクト毎に同時に1名しか取得することができません。
変更権を取得できるクラスは以下です。

オーダ
作業
資源

変更権を取得または解除すると、すぐさま他のユーザが使用しているAsprovaに通知され、誰がどのオブジェクトを変更中かがリアルタイムでわかります。

変更権が必要な処理とクラスは以下です。

処理関連するコマンド処理の詳細クラスとオブジェクト
オーダ展開オーダ展開作業や指図の生成、削除、数量計算など。オーダ、作業
自動補充の補充オーダの数量の変更オーダ、作業
受注予定展開受注予定展開受注オーダの数量の変更(APS)オーダ
購買オーダの数量の変更(SCP)オーダ
作業グループ化作業グループ化作業グループ化作業
割付け割付けを行うすべてのコマンドコマンド、ポップアップメニューなどによるGUI上の操作、COM IF、インポート時割付けなどから行うすべての割付け作業、割付け先資源
割付け解除割付け解除コマンド、ポップアップメニューなどによるGUI上の操作、COM IF、などから行うすべての割付け解除作業、割付いている資源
作業移動 ガントチャートや指図でのマウスやキーボードによる作業の移動作業、割付いている資源、割付け先資源
紐付けオブジェクトのプロパティの編集 紐付けオブジェクトの数量固定フラグなどの編集前工程作業または後工程作業
紐付け編集 紐付けオブジェクトの作成、紐付け先の変更前工程作業と後工程作業の両方
プロパティ編集プロパティ編集プロパティ編集コマンド、インポート、GUI上の操作、COMIFなどから行うすべてのプロパティの変更。そのオブジェクト自身
カレンダー変更(※)  資源
付箋の追加変更  付箋を追加するオブジェクト(オーダ、作業、資)。オブジェクトを変更する場合は変更元と変更先の両方

※ カレンダーテーブルからの変更はできません。資源ガントチャート上から変更してください。

オブジェクトを削除する際に変更権が必要なオブジェクトは以下です。

資源(ダミー資源以外)その資源自身割付け済み作業の変更権は不要
作業その作業自身割付け資源の変更権は不要
作業グループその作業自身割付け資源の変更権は不要
分割ルート作業分割ルート作業と分割子作業 
分割子作業その作業自身割付け資源の変更権は不要
オーダ(作業無し)オーダ 
オーダ(作業あり)オーダ、作業割付け資源の変更権は不要
オーダグループ(作業グループなし)オーダ 
オーダグループ(作業グループあり)オーダ、作業割付け資源の変更権は不要
紐付けオブジェクト前工程作業と後工程作業の両方 
付箋付箋が付与されているオブジェクト(オーダ、作業、資源) 

※ ダミー資源の削除には変更権は不要です。
※ オーダテーブルを洗い替えでインポートする時、作業の変更権がないとオーダのプロパティが初期化されません。

変更権が不要な処理

前後依存段取り時間の更新ある作業Aの隣に作業Bを割り付けたり、作業Aの隣の作業Cを割り付け解除する時の、作業Aの前段取りまたは後段取り時間の更新
ダミー資源の削除 
実績に関するプロパティの自動更新例1:再帰実績フラグを指定した場合、前工程の作業のステータス
例2:オーダに実績を設定した場合の作業のステータス

 

その他

以下のコマンドでは、変更権がないオーダと作業も処理の対象にします。それ以外のコマンドでは、変更権がないオーダと作業は無視します。

オーダ収集
オーダ絞込み
作業収集
作業絞込み
プロパティ編集式(※)
スケジュール評価
KPI評価
レポート

※ 現時点では変更権がないオーダまたは作業のプロパティを変更することはできませんが、将来、変更権がなくても変更できるプロパティが追加されたときのためです。

変更権

「変更権の継承」プロパティを設定することにより、以下のようにオーダと資源から作業オブジェクトに変更権を継承することができます。

変更権を取得するオブジェクト承継先のオブジェクト
オーダ作業
オーダグループ作業グループ
資源その資源に割付いている作業

また、以下のオブジェクトは変更権の継承とは無関係に、変更権を取得すると一緒に変更権が取得されます。

変更権を取得するオブジェクト承継先のオブジェクト
作業グループ作業グループメンバ
作業グループメンバ作業グループ
分割ルート作業分割子作業
分割子作業なし
資源グループ資源グループメンバ
資源グループメンバなし

 

変更権の解除

変更権を解除すると、そのユーザはそのオブジェクトを変更することができなくなります。
他のユーザはそのオブジェクトの変更権を取得できるようになります。
変更権を解除しても、そのオブジェクトは変更権を取得した時点の状態には戻りません。

他のユーザの変更権の解除

他のユーザの変更権は誰でも解除できます。
ただし、そのオブジェクトにオーナが設定されていて、自分がオーナではない場合は解除できません。
そのユーザが変更権を取得したまま帰宅してしまったりして不在の時の緊急時に解除してください。

計画管理者権限

いわゆる管理者権限のことです。現仕様では、スケジューラモジュールを使用しているユーザのことです。
計画管理者権限に付与される権限は以下です。

・計画設定の「オブジェクトごとの排他制御」の「排他制御する」プロパティの変更
・ユーザテーブルにて、自分以外のユーザの設定の変更
・「共有オブジェクト」プロパティの設定
・「変更権の継承」プロパティの設定
・ 「オーナ」プロパティの設定

共有オブジェクト

「共有オブジェクト」を「はい」にすると、複数のユーザが同時に変更権を取得できます。
例えば、複数ユーザが同時に作業の割付けを変更したい資源に対して「はい」を設定し、かつ、「変更権の継承」を「なし」設定すると、複数人のユーザがその資源の変更権を取得でき、作業は各ユーザごとに変更権を取得できるようになります。
「共有オブジェクト」のプロパティを設定するには計画管理者権限が必要です。共有オブジェクトが「はい」に設定されていて、すでに複数のユーザが変更権を取得している場合、計画管理者権限があっても「いいえ」にすることはできません。変更権を解除して、変更権取得済みユーザ数を1名以下にしてから「いいえ」にしてください。

オーナ

1つまたは複数のユーザコードを指定できます。指定されたユーザはそのオブジェクトの変更権を取得することができます。
オーナの設定が無い場合は、すべてのユーザが変更権を取得できます。ユーザテーブルの「ログイン時の変更権」を「オーナ」にすると、ログイン時に自動的に変更権を取得できます。
オーナを指定できるクラスは、オーダと資源です。

その他

ユーザが追加したオブジェクトには自動的に変更権がつきます。


初期設定

DSに登録するプロジェクトファイルにて、計画設定の「オブジェクトごとの排他制御」を「排他制御する」にします。
このプロパティを変更するには、計画管理者権限が必要です。


操作方法

変更権の取得方法

変更権は以下の方法で取得できます。

・右クリックポップアップメニューまたはツールボタン
・ユーザテーブルの「ログイン時の変更権」を設定する
・COMIF (追加予定)

変更権の解除の方法

変更権は以下の方法で解除されます。

・右クリックポップアップメニューまたはツールボタン
・差分データをアップロードする
・プロジェクトファイルをアップロードする
・他のユーザが「他のユーザの変更権の削除」メニューを実行する。
・COMIF (追加予定)

他のユーザの変更権の解除の方法

右クリックポップアップメニューまたはツールボタンの「他のユーザの変更権の解除」にて、他のユーザの変更権の解除ができます。

他のユーザが変更権を取得しているかどうかの確認方法

変更中ユーザプロパティ

そのオブジェクトの「変更中ユーザ」プロパティで、どのユーザが変更中かがわかります。
「変更中ユーザ」プロパティには、変更権を直接取得しているユーザ、もしくは別のオブジェクトの変更権を取得して変更権がそのオブジェクトに継承されているユーザが表示されます。

変更権取得済みユーザ

そのオブジェクトの「変更権取得済みユーザ」プロパティで、変更権を直接取得しているユーザを確認できます。

このユーザが変更中のオブジェクト

ユーザテーブルの「このユーザが変更中のオブジェクト」にて、そのユーザが変更中のオブジェクトをすべて確認できます。

このユーザが変更権を取得しているオブジェクト

ユーザテーブルの「このユーザが変更権を取得しているオブジェクト」にて、そのユーザが直接変更権を取得しているオブジェクトをすべて確認できます。

変更権に関する表示方法

メニューの[表示]-[表示色設定]にて起動する「パレットの編集」ダイアログの「チャート」タブの「編集権がないオブジェクト」にて、編集権がないオブジェクトの表示色を設定することができます。

また、表示設定のテーブルタブの「変更権のないオブジェクト行の表示方法」、バータブの「変更権のないバーの表示方法」プロパティにて、表示色を設定することができます。


HelpNo.:2001000
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