仕様・数値仕様


オーダテーブルと品目テーブルには、

  • 仕様n (n=1,2,3,4)
  • 数値仕様n (n=1,2,3,4)

というフィールドがあります。仕様nには1つの仕様コードを指定するか、空欄にします。数値仕様nには1つの実数値を指定するか、空欄にします。

一方、資源テーブルには、

  • 仕様n (n=1,2,3,4)
  • 数値仕様nMIN (n=1,2,3,4)
  • 数値仕様nMAX (n=1,2,3,4)

というフィールドがあます。仕様nには1つ以上の仕様コードを指定するか、空欄にします。数値仕様nMIN、数値仕様nMAXには1つの実数値を指定するか、空欄にします。

これらの仕様/数値仕様の設定は、作業の割付け可能資源を制限するために用いられます。なおオーダテーブルと品目テーブルの仕様は段取り時間の計算にも利用されますので、それについては仕様段取りテーブルをご覧下さい。

仕様/数値仕様による割付け可能資源の制限

ある作業の割付け候補資源は使用指図マスタに基づいて決まります。そしてその作業を実際にその資源に割付け可能であるかどうかを調べる際に仕様/数値仕様が参照されます。

例えば、次の資源テーブルの設定では、2台の装置が定義されています。(簡単のために半分は省略しています)

資源コード仕様1仕様2数値仕様1MIN数値仕様1MAX数値仕様2MIN数値仕様2MAX
R1赤;黒標準102015
R2 20 30

この設定は、R1で製造することのできるものの仕様を

  • 赤、黒または仕様が設定されていない
  • 「標準」または仕様が設定されていない
  • 10cm~20cm、または数値仕様が設定されていない
  • 15kg以上、または数値仕様が設定されていない

に制限していることを表します。これらのすべてを満たすことが必要であることを表しています。一方、R2の制限は、

  • 20cm以下、または数値仕様が設定されていない
  • 30kg以下、または数値仕様が設定されていない

だけです。数値仕様の単位は恣意的なものなので、その数値仕様番号(1~4)の中で一貫性があれば何でも構いません。例えば、資源の数値仕様1の単位をセンチメートルとして設定して、品目やオーダの数値仕様1の単位をメートルやキログラムとして設定すると、まったく意味をなさなくなります。

ある作業をR1,R2に割付け可能であるかどうかを調べるためには、まずその作業が属するオーダ、および作業の出力品目の仕様/数値仕様を(この順番で)調べます。

[オーダテーブル]
オーダコード仕様1仕様2数値仕様1数値仕様2
L1 13 

[品目テーブル]
品目コード仕様1仕様2数値仕様1数値仕様2
I1 標準 40

となっている場合、オーダの仕様1は「赤」なのでマッチしています。仕様2は空欄なので、次に品目の仕様2をみます。これは「標準」なのでマッチします。このように「オーダをみて、もし空欄ならば品目をみる」という手順になり、資源の仕様/数値仕様が空欄の場合は無条件でマッチします。またオーダ/品目の各仕様/数値仕様が空欄の場合も無条件でマッチします。同様に数値仕様1、数値仕様2ともにマッチします。ゆえにこの作業はR1に割付け可能であることがわかります。

一方R2の場合は、全体的に条件は緩いのですが、数値仕様2が条件を満たしていないため割付け不可能ということになります。

以上をまとめると以下のようになります。

仕様1については、

  1. 資源の仕様1が空欄
  2. オーダ/品目の仕様1がともに空欄
  3. オーダの仕様1が空欄でないならば、これにマッチするものが資源の仕様1にある
  4. オーダの仕様1が空欄ならば、品目の仕様1とマッチするものが資源の仕様1にある

上記のいずれかを満たしていれば、「仕様1についてはOK」ということになります。仕様2~仕様4/数値仕様~数値仕様4についても同じように調べ、すべてについてOKならば、この作業はこの資源に割付け可能ということになります。


仕様、数値仕様を増やす

デフォルトでは仕様、数値仕様は1から4までですが、設定によって増やすことが可能です。詳細はこちらを参照して下さい。


HelpNo.:782000
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