割付け時刻決定

スケジューリングロジック

仮割付け処理


割付け時刻決定フェーズでは、時間制約の範囲内で作業を割付け可能な日時を探します。対象となる資源は現在のすべての候補資源です。このとき同時に段取り時間の計算も行います。このフェーズの処理方法はフォワード割付けの場合とバックワード割付けの場合とでは若干異なります。

フォワード割付けの場合

以下のような手順になります。

  1. 時間制約計算フェーズで算出した時刻から未来方向へ段取りに関する資源を除くすべての資源の稼働時間をスキャンします。これらの資源に共通な空き時間を見つけたら、その左隣に割付いている作業との間の段取り時間を計算します。
  2. 空き時間が段取り時間以上であり、かつ、段取りに使用するすべての資源について、必要資源量が十分にあることをチェックします。これらの条件を満たしていれば3.へ進みます。さもなくば未来方向へ次の空き時間を探索し、1.へ戻ります。
  3. 段取り時間の終わりから、すべての資源に共通な空き時間(十分な資源量を確保できる連続した時間帯)を探します。見つかる前に資源上に別の作業の使用指図が割付いていて、必要資源量を満たさないか、あるいは見つかった空き時間が製造時間計算フェーズで計算した時間より少なければ、その日時を起点に1.からやり直します。そうでなければそれを採用します。

バックワード割付けの場合

以下のような手順になります。

  1. 時間制約計算フェーズで算出した時刻から過去方向へ段取り時間に関する資源を除くすべての資源に共通な空き時間(十分な資源量を確保できる連続した時間帯)を探します。製造時間計算フェーズで計算した時間以上の空き時間が見つかるまで1.を繰り返します。そうでなければ、左隣に割付いている作業との間の段取り時間を計算します。
  2. 製造時間の始まりから過去方向へすべての資源に共通な空き時間を探します。段取り時間のための十分な空き時間が見つかるまで2.を繰り返します。資源上に別の作業の使用指図が割付いていて、必要資源量を満たさなければ、その日時を起点にして1.へ戻ります。

日時制約に違反した場合

フォワードの場合は計画終了日時/割付け終了日時/オーダ納期のいずれかを越えたとき、バックワードの場合は計画開始日時/割付け開始日時/オーダ最早開始日時のいずれかを越えた時、割付けコマンドはその制約を無視して割付けます。計画開始日時を超えてしまうと過去になり、また、計画終了日時を越えると稼働時間が存在しないなどの状態になりますが、強制的に割付けます。


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