前資源タイムバッファ・後資源タイムバッファ

前資源タイムバッファ

後資源タイムバッファ


資源バッファ時間は、資源ごとに設定できる緩衝時間のことであり、ここで設定する時間は緩衝時間の最小値です。この緩衝時間は工程間の時間間隔に反映されます。前資源バッファ時間は、製造開始前のバッファ時間、後資源バッファ時間は、製造終了後のバッファ時間に相当します。

バッファ時間を適切に設定することにより、不意のトラブルに柔軟に対応できる、余裕のあるスケジュールを組むことができます。工程間の時間間隔を制御するという意味では、入力指図マスタの重なり時間MIN(またはMAX)と同じですが、それぞれが以下のような関係を持ちます。


工程間の時間間隔 ≧ 後資源タイムバッファ + 後資源タイムバッファ式 + 重なりMIN + 重なりMIN式 + 前資源タイムバッファ + 前資源タイムバファ式


上の式の「後資源バッファ時間」は、前工程の作業が割りついた主資源に設定されている後資源バッファ時間であり、「前資源バッファ時間」は後工程の作業が割りついた主資源に設定されている前資源バッファ時間です。

前資源タイムバッファ、後資源タイムバッファを式で設定したい場合はこちらを参照してください。


記述例(基本的には「重なりMIN」と同じです)

(前)、(後)はそれぞれ前資源バッファ、後資源バッファに該当
記述 意味
30(前)前工程の終了日時から30分
 (後)自工程の終了日時から30分
2D+3H(前)前工程の終了日時から2日と3時間
 (後)自工程の終了日時から2日と3時間
H1D(前)前工程の終了日時の次の日の始め(割付け方向フォワードの場合)
 (後)自工程の終了日時の次の日の始め(割付け方向フォワードの場合)
 (前)自工程の開始日時の前日の終わり(割付け方向バックワードの場合)
 (後)後工程の開始日時の前日の終わり(割付け方向バックワードの場合)
H2D;3H(前)前工程の開始日時の2日後の始めから3時間後
 (後)自工程の開始日時の2日後の始めから3時間後
#12.5;20/M(前)前工程の開始日時からその主資源に沿って出力品目を12.5製造するのにかかる時間だけ進み、そこから自工程の主資源の稼働時間に沿って20分
 (後)自工程の開始日時からその主資源に沿って出力品目を12.5製造するのにかかる時間だけ進み、そこから自工程の主資源の稼働時間に沿って20分
30/s1;2H+30@充填1;H1D(前)前工程の開始日時からその副資源1に沿って30分、そこから資源充填1に沿って2時間半、さらにその次の日の始め
 (後)自工程の開始日時からその副資源1に沿って30分、そこから資源充填1に沿って2時間半、さらにその次の日の始め


また緩衝時間として設定せずに、資源のロケーション(すなわち移動時間)を反映させることもできます。$マークを使用することにより、そのバッファ時間を有効にする対象資源を指定することができます。

30$充填1(前)前工程の資源が充填1なら前工程の終了日時から30分
 (後)後工程の資源が充填1なら自工程の終了日時から30分
2H;5H$充填1(前)前作業の主資源が充填1なら前工程の終了日時から7時間。それ以外の主資源なら2時間。
 (後)後作業の主資源が充填1なら自工程の終了日時から7時間。それ以外の主資源なら2時間。
2D+3H$充填 (充填は資源グループとする)(前)前工程の資源が充填グループに含まれるものであれば、前工程の終了日時から2日と3時間
 (後)後工程の資源が充填グループに含まれるものであれば、自工程の終了日時から2日と3時間


また、%マークを使用することにより、進捗度(のようなもの)で資源バッファ時間を指定することができます。

%50(前)前工程の終了日時から前工程の製造にかかる時間の50%
 (後)自工程の終了日時から自工程の製造にかかる時間の50%

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