受注予定表


一定期間の受注予定を登録し、受注オーダを自動生成させる機能です。
受注予定には4つの確度(予測/販売計画/内示/確定)をつけることができ、顧客ごとに品目を登録することが出来ます。


受注予定表の使い方

受注予定表には大日程と小日程の2つがあります。どのように受注予定を設定するかによって、大日程と小日程の使い方が決まります。

年間計画を立てる場合

大日程に品目、顧客、数量、期間などの受注予定を設定します。
受注予定展開コマンドを実行することで、小日程を自動生成して、日割り平準化および受注オーダの生成をします。


月次計画を順次立てる場合(月次数量のみ)

小日程に品目、顧客、数量、期間などの受注予定を設定します。数量は、月ごとに設定します。
受注予定展開コマンドを実行することで、日割り平準化および受注オーダの生成をします。
大日程は使用しません。


月次計画を順次立てる場合(日割り数量あり)

小日程に品目、顧客、数量、期間などの受注予定を設定します。数量は、日ごとに設定します。
受注予定展開コマンドを実行することで、日ごとの数量から受注オーダの生成をします。
大日程は使用しません。


変則的な期間で計画を立てる場合(日割り数量なし)

大日程に品目、顧客、数量、期間などの受注予定を設定します。期間は選択肢から「式」を選び、期間式(下の図では10日)を設定します。
受注予定展開コマンドを実行することで、小日程を自動生成して、日割り平準化および受注オーダの生成をします。


変則的な期間で計画を立てる場合(日割り数量あり)

小日程に品目、顧客、数量、期間などの受注予定を設定します。数量は、日ごとに設定します。
受注予定展開コマンドを実行することで、日ごとの数量から受注オーダの生成をします。
大日程は使用しません。

 

カレンダー参照資源と日割り平準化

受注予定表の数量に値が設定されている場合、その数量を日割り平準化します。

日単位で平準化する際、“カレンダー参照資源”プロパティに設定されている資源の稼働時間を参照します。稼働時間がない日は数量を割り振りません。

例えば以下の図のように、7/2と7/9はお休みになっているので、予定表展開を行うと、その日は空になります。


数量の割り方は、カレンダー参照資源の該当の日の稼働時間と資源量によって決まります。
連続した稼働時間部分の資源量を1日中で加算した値と、その値を1ヶ月分加算した値の比率で数量を案分します。

例えば以下の図のように、数量が600で6/1が資源量3、6/2が資源量2、6/3が資源量1だとします。日割り計算の結果は、6/1が300、6/2が200、6/3が100になります。


別の例として、以下の図のように数量が600で6/1が連続した稼働時間が1つ、6/2が2つ、6/3が3つでそれぞれ資源量1だとします。日割り計算の結果は、6/1が100、6/2が200、6/3が300になります。


“日割り数量再計算”プロパティが“初回のみ”になっている場合、日付に日割りされた数値が入っていると、日割り処理は行いません。“毎回”になっている場合、予定表展開を行うたびに、日割り処理を行い、結果を各日付に上書きします。
日割りした個々の日付の数量を手修正する場合は、“日割り数量再計算”プロパティは“初回のみ”に設定して下さい。

“カレンダー参照資源”プロパティに資源の設定がない場合、計画設定の“工場カレンダー資源”プロパティ(設定タブにあります)の資源の稼働時間を参照します。“カレンダー参照資源”プロパティ、“工場カレンダー資源”プロパティ共に設定が無い場合は、24時間毎日稼動しているものとして日割り平準化されます。


受注予定表で存在しない日付の扱い(Ver.7.2.0以降)

受注予定表の日付に数値を入力することも可能ですが、存在しない日付(例えば6月31日や2月30日など)へは入力することは出来ません。

外部からインポートするなどで、存在しない日付に値が入っている場合は、セルの背景色が赤になり、エラー表示されます。
存在しない日付については、受注予定表の「計」には加味されず、受注オーダも生成されません。

 

受注オーダ生成

受注予定表には、“予測”、“販売計画”、“内示”、“確定”の4つの種別があります。受注オーダを生成する際に使用する日割りの数量は、種別によって以下のように優先順が決まっています。

“予測”<“販売計画”<“内示”<“確定”

例えば、以下のように予測は1日から4日まで値が入っていて、内示は1日、3日、4日に値が入っている場合、予測より内示が優先されますので、1日、3日、4日は内示の値で受注オーダが生成され、内示に値がない2日は、予測の値から受注オーダが生成されます。
カレンダー参照資源である日割り用の稼働時間は、連続した稼働時間が1つしかありませんので、生成される受注オーダは以下のように1日に1件ずつになります。
受注オーダを1日に対して複数件生成することも可能です。詳しくはトラック便を参照して下さい。


生成される受注オーダ

生成される受注オーダの区分は補充オーダで、オーダコードは計画設定の“受注オーダコード式”によって作られます。

生成された受注オーダは、小日程オブジェクトとの間で双方向のリンクを持ちます。
小日程オブジェクトを削除すると、次回受注予定展開コマンド実行時に紐付く受注オーダも削除されます。受注オーダを削除したくない場合は、区分を“登録オーダ”に変更して下さい。


生成される受注オーダの最遅終了日時の時刻は、カレンダー参照資源(もしくは工場カレンダー資源)の稼動パタンの時刻を使用します。
カレンダー参照資源(もしくは工場カレンダー資源)が24時間稼動、もしくはカレンダー参照資源・工場カレンダー資源の設定が双方ない場合は、計画設定の一日の区切り時刻を使用します。


日付に日割りした数値があり、該当日付がカレンダー参照資源にて稼働時間が無い場合、生成される受注オーダの最遅終了日時は、翌日の区切り時刻となります。

 

顧客と割付け資源

顧客

受注予定表の“顧客”プロパティを設定すると、顧客ごとに受注オーダを生成します。生成した受注オーダの“顧客”プロパティに、受注予定表の“顧客”プロパティの値がセットされます。

例えば、以下のように顧客に「顧客A」と設定すると、受注予定展開コマンドで生成された受注オーダの顧客に「顧客A」がセットされます。


また、同じ品目に「顧客A」、「顧客B」と設定すれば、個々の顧客にて受注オーダを生成することができます。その際も、生成された受注オーダの“顧客”プロパティには、対応する受注予定表の“顧客”プロパティの値がセットされます。

 

割付け資源

受注予定表の“割付け資源”プロパティを設定すると、生成した受注オーダの“顧客”プロパティに、受注予定表の“割付け資源”プロパティの値がセットされます。

例えば、以下のように割付け資源に「資源1」と設定すると、受注予定展開コマンドで生成された受注オーダの顧客に「資源1」がセットされます。

 

受注予定表からジャンプ(Ver.8.0.4以降。Ver.9の制限機能です。)

受注予定表の日付のセルを選択して、ポップアップメニューを選択すると、該当セルに関連する受注オーダ・紐付くオーダのチャートやテーブルにジャンプします。



ジャンプ/オーダガントチャート:紐付けオーダ

選択した日付に紐付く受注オーダおよび、該当受注オーダに紐付くオーダを含めた、オーダガントチャートにジャンプします。

ジャンプ/オーダガントチャート:受注オーダ

選択した日付に紐付く受注オーダのみのオーダガントチャートにジャンプします。

ジャンプ/紐付けオーダ

選択した日付に紐付く受注オーダおよび、該当受注オーダに紐付くオーダを含めた、オーダテーブルにジャンプします。

ジャンプ/受注オーダ

選択した日付に紐付く受注オーダのみのオーダテーブルにジャンプします。


複数の日付のセルを選択している場合は、選択している日付のセルに関連する受注オーダがすべて対象となります。

受注予定の種別のうちで、ジャンプに対応しているのは、
  予測、販売計画、内示、確定
となります。

選択しているセルで、同じ日で複数の種別に数値が設定されている場合は、優先順の高い種別の値が対象となります。
例えば、6月3日は予測と内示と確定を選択していますが、確定が優先順が高いので、確定がジャンプの対象となります。
6月5日は、予測と内示を選択していますが、内示が優先度が高いので、内示がジャンプの対象となります。
優先度が低い種別からはジャンプできません。


受注予定表上の実績・製造・残の行からはジャンプできません。

 

製造と残

受注予定表の製造と残は、予定表作成コマンドを実行すると、製造予定表の内容を基に値を更新します。


製造

日ごとの製造数量です。

受注残です。以下のような計算になります。

前日の残 - 当日の確定(もしくは内示か販売計画か予測) + 当日の製造

受注予定表で、種別が「予測」、「販売計画」、「内示」、「確定」、「実績」の行がない場合、製造と残の行は削除されます。

予定表作成コマンドで資源の絞込みや期間を設定した場合、絞り込まれた結果で製造と残の値を更新します。


在庫有効期限と残

在庫有効期限を設定した場合でも、受注予定表の残の行には有効期限切れの数値の減少は加味されません。

 

実績

受注予定表の実績の欄に数値を設定すると、受注予定展開コマンドを実行した際に、紐付く受注オーダの実績に反映されます。
実績欄には、その日に出荷した数量の総和を設定して下さい。

例えば以下のように受注予定表の実績に値を入力したとします。
※内示などの受注予定に“顧客”が設定されている場合、実績の受注予定にも“顧客”を設定する必要があります。


受注予定展開コマンドを実行すると、以下のように受注オーダに実績が反映されます。


オーダS000000からS000002のように、同じ日で受注オーダが複数に分かれている(トラック便を利用した)場合は、それぞれの受注オーダに対して実績数量が配分されます。
オーダS000003からS000008のように、受注オーダの数量の総和に対し、受注予定表の実績数量が不足していたり、超過していた場合は、最後の受注オーダで帳尻を合わせます。


タイムスタンプ

タイムスタンプは、主に受注予定オブジェクトを削除するときの目安として使用することを目的としています。
タイムスタンプは以下のタイミングで自動的に設定されます。

DBIOでインポートされたとき

GUIから入力生成されたとき

大日程から自動生成されたとき

ただし、すでにタイムスタンプに設定されている場合は、設定しません。
したがって、外部データベースにてタイムスタンプを設定してインポートさせた場合は、Asprova はインポートした日時では更新しません。

また、受注予定表に同一品目かつ同一顧客の受注予定が存在する場合、タイムスタンプの日付によって採用される数値が決まる場合があります。
採用ルールについては、備考を参照してください。


大日程と小日程の関連性

大日程と小日程の関連性は、以下のようになっています。

①単独でユーザに追加された小日程は、小日程の「大日程との関係」プロパティは「なし」に設定されます。
 この場合、大日程と小日程の関連性はありません。

②大日程から生成された小日程は、小日程の「大日程との関係」プロパティは「あり」に設定されます。
 この場合、大日程と小日程は以下のような関連性があります。

・大日程が削除された場合、次回受注予定展開時に小日程は削除されます。

・大日程は、受注予定展開時に自分と関連付けられている小日程の存在を確認し、新たな小日程を作成するかどうかを決めます。また、大日程の期間が縮まったとき、自分と関連付いている小日程オブジェクトを削除します。

・小日程は、大日程のプロパティの変更の影響を受けます。例:期間、顧客、数量など

・大日程の”割付け資源”プロパティの値は、小日程にコピーされます。“日割り数量再計算”プロパティが「初回のみ」なら初回のみ、「毎回」なら毎回コピーされます。

大日程と小日程の関連性が上記のようになっているため、受注予定表を以下のように使用することが可能です。

例1

大日程だけを管理したい方は、大日程だけを追加・変更・削除すればよいです。
小日程はすべて大日程から生成されるため、すべての小日程の「大日程との関連」は常に「あり」となり、
大日程を削除すれば小日程も削除されるようになります。

例2

小日程だけで管理したい方は、すべての小日程の「大日程との関連」の値が「なし」であるため、
大日程を管理する(使用する)必要はありません。


備考

受注予定表に同一品目かつ同一顧客の受注予定が存在する場合、以下のようなルールになります。

例1

大日程が以下のように設定されているとします。

コード種別品目顧客期間タイムスタンプ
大日程A内示製品A顧客X1日から10日2006/9/1
大日程B内示製品A顧客X11日から20日2006/9/10

受注予定展開コマンドにてこれら2つの大日程オブジェクトから、以下のようにそれぞれの小日程オブジェクトを生成し、受注予定表上(小日程)は2行となります。

品目種別8日9日10日11日12日13日タイムスタンプ
製品A内示444   2006/9/1
 内示   5552006/9/10

採用される数量

品目種別8日9日10日11日12日13日
製品A内示444555

2つの小日程は重なりがないため、そのまま各日付の数値が採用されます。

例2

大日程が以下のように設定されているとします。

コード種別品目顧客期間タイムスタンプ
大日程A内示製品A顧客X1日から10日2006/9/1
大日程B内示製品A顧客X9日から20日2006/9/10

受注予定展開コマンドにてこれら2つの大日程オブジェクトから、以下のようにそれぞれの小日程オブジェクトを生成し、受注予定表上(小日程)は2行となります。

品目種別8日9日10日11日12日13日タイムスタンプ
製品A内示444   2006/9/1
 内示 555552006/9/10

採用される数量

品目種別8日9日10日11日12日13日
製品A内示455555

2つの小日程は9日と10日で重なりがあります。このような場合はタイムスタンプが新しい方(2006/9/10)の数値が採用されます。
重なりがない部分は、そのままその日の数値が採用されます。
タイムスタンプまで一緒である場合は、どの数値を採用するかは不定です。


受注予定展開コマンド

受注予定展開コマンドは、

大日程オブジェクトから小日程オブジェクトを自動生成

数量を日割り平準化

日ごとの数量から受注オーダの生成

を行ないます。
そのため、受注予定表を使用する場合は、受注予定展開コマンドを実行する必要があります。

標準で用意されている計画パラメタ「デフォルト受注予定展開パラメタ」に受注予定展開コマンドが組み込まれていますので、このパラメタを実行すれば良いです。

また、受注予定展開コマンドを計画パラメタに組み込むことで、受注予定展開から割付けまでを1つのパラメタで実行することができます。
受注予定展開コマンドを追加する場合は、以下のように割付ける前にコマンドを挿入します。



HelpNo.:706300
© Since 2019 Asprova Corporation, All rights reserved.